北海道ランドナー自転車旅3日目。本日の旅程「幌延→旭川→留萌」牧場地帯に突入します。
海岸ライドから牧場地帯へ
昨日はバス計画のミスと降雨により輪行(電車による移動)が多く、せっかくの北海道自転車旅をもったいないものにした気がしていたので、出来るだけ自転車での移動を優先することに。電車移動も北海道なら車窓からの景色が楽しめて好きなんですけどね。
朝、先日スーパーで購入したライ麦パンとコーヒーで朝食を摂ります。しっとりしていて美味しい。最近流行りの高級食パンもいいですが、私はライ麦パンの歯ごたえが好きです。
すぐに20km先の雄信内駅へ向けて出発します。
なんとここでお尻に痛みが。ごまかしながら走っていても、やはり痛い。急に来るんですね。初めての長距離ライドで早々に限界を迎えたようです。スポーツショップを見つけたら尻パッドを購入することを決意しました。
それまでなんとか耐えてくれと願いつつ、今日も昨日と変わらず凄まじい向かい風の中を突き進んで行きます。
暫く走ると牧場地帯に突入しました。
右も左も芝生。芝生。所々に牛小屋の長閑かな風景が広がっています。所々牛においがします。地元では臭く感じますが、ここではなぜか悪く感じませんでした。
折角ここまで来たのだし、やはり飲んでみたくなるのは牧場の牛乳です。
藤門牧場の搾りたて生牛乳
牛乳が売ってそうな雰囲気の牧場を探してはみましたが、なかなか見つからなかったので、一か八か一番最初に目に入った牧場「藤門牧場」という所へ訪問してみることにしました。
少し回ってみたところ誰も見当たらなかったので、他をあたろうと引き返そうとした時、畑仕事をしているおばあちゃんを発見。早速挨拶してみました。
名古屋から来たことを話すと、よく来たねとここまでの旅を労ってくれました。
北海道の広大な土地がそうさせるのか、ここのところ触れ合う人は皆物腰柔らかく暖かい人ばかりだ。
おばあちゃんは牧場を営んでいるお母さんを呼んでくれました。
急に来たのに申し訳ないと思いつつも、お母さんにここの牛乳を売ってくれませんかと頼んでみました。
「本当は一般販売はしてないんだけど、生でよければ飲んでみる?(*^^*)」
「いいんですか!?ありがとうございます!」
本当に幸運である。
生はお腹を下すかもとは聞きましたが、下したら下したで思い出だと思い、人生初の搾りたて生牛乳を頂くことになりました。
牛のなきごえが響く牛舎の中へ案内してもらい、そして巨大なタンクから柄杓ですくった牛乳を銀のボウルにさらっと入れてもらう。
そして、頂きます。
新鮮な北海道生牛乳である。美味しいに決まっていた。濃厚で、アピタで買ういつもの牛乳とは流石に一味違うものでありました。
突然来た私に本当に親切にして頂いたお母さんに感謝しつつ、ご馳走様でした。
北海道野菜の美味しい食べ方なども教えてもらい、藤門牧場のおばあちゃん、お母さんとの時間を楽しませて頂きました。
名残惜しかったですが藤門牧場のお二人のあたたかさに感謝し、旅に戻ります。
その後はお腹をこわすこともなく、嬉しい体験ができました。本当にありがとうございました。
道へ戻り、再び駅を目指します。
自転車を走らせていると、何度か動物が目の前を横切っていきます。はっきり分かりませんでしたが、恐らくリスだと思います。さすが北海道ですね。
そして駅までは案外すぐに到着。時間に余裕があったので、さらに10km先の駅を目指すことにしました。
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