【一級建築士】法規に泣くのはもうやめませんか?「法規」で高得点を取る方法を具体的に解説!!

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建築

初めまして。わっしょいといいます。

一級建築士を目指して試験勉強をしてはいるけどなかなか点数が伸びない。どう勉強すれば合格できるんだろう。具体的に教えて欲しい!

こういった疑問に答えていきます。

この記事のテーマ

一級建築士学科「法規」で高得点を取る方法を具体的に解説!!

一級建築士学科試験に合格するには、配点の大きな「法規」及び「構造」で高得点を得ることが重要です。
ここでは、「法規」で25点以上取り、一級建築士学科試験合格へ大きく近づく方法を解説します!

法令集に書き込みを入れて最強の武器にする

関係法令の書き込み(楽するポイント)

書き込みは公式に一部認められている

下手に書き込みをしては法令集を取り上げられてしまうと心配になると思いますが、安心してください。
一級建築士試験の試験元である公役社団法人建築技術教育普及センターの「使用が認められる法令集について」には以下が記載されています。

学科III(法規)の問題を解答する場合に限り、
次の1及び2の条件を満たす法令集の使用が認められます。 
条件1.条文等の順序の入替及び関連条文等の挿入を行っていないこと(条文等の省略は認められる)。 
条件2.次に掲げる簡単な書込み及び印刷以外に解説等を付していないこと。
イ.目次、見出し及び関連法令・条文等の指示(法令、章、節、条等の名称、番号及び掲載ページを限度とする)
ロ.改正年月日
ハ.アンダーライン(二重線、囲み枠含む)
ニ.○、△、×の記号

また、同ページの「慣例条文等の指示・見出しの例」で問題ない書き込み例が図示されており、今回解説する書き込みが認められていることが分かります。

使用が認められる法令集について

どんな書き込みが効率的なの?

 

得点UPのコツは
法→施行令等の「飛び」が楽になるような書き込み

具体的には、「法→施行令の「飛び」が楽になるように

各法の付近に関係する施行令のタイトルと掲載ページを記載する」ことです。

法規は時間との勝負です。法令集の答えが載っている条文をいかに早く見つけるかがポイントです。

 建築基準法は、基本的に法と施行令に分かれていて、大見出しと小見出しのような関係性になっています。
そのため、どんな問題でもまずは大見出しである法を探し出し、そこから関係する小見出しである施行令へ飛ぶという流れになります。
法を飛ばして施行令から探すこともありますが、それでも関係法令への「飛び」が発生することが多いです。

わたしは、始めの頃は関係する施行令に飛ぶ作業に時間がかかり、結局時間切れになってしまうケースが多かったです。

よって、「飛び」が楽になるように各法の付近に関係する施行令のタイトルと掲載ページを記載する

ことで、考えることなく記載されているページを順番に見ていけば答えにたどり着くようになります。

以下に自分が書き込みをした具体例を紹介しますので、あなたもこのようにして検索スピードを上げていきましょう。

具体例1 予定道路

具体例2 防火区画

具体例3 内装制限


基本建築関係法令集 法令編 令和2年版 [ 国土交通省住宅局建築指導課 ]


建築関係法令集法令編(令和3年版) [ 総合資格学院 ]

過去問で間違えた原因となった部分へマーカー&書き込み

過去問に取り組む中で見つからなかった法文や、この法文が関係してくるのかというような新発見を自分の法令集に落とし込んでいくことが合格への近道になります。

①で解説した書き込みに加え、マーカーについては過去問を間違える度に重ね塗りすることによって自分が間違えやすい箇所がわかってきます。

また、建築基準法の条文はそのまま読むだけでは理解が難しいことが多いです。

そのため、過去問を解いていく中で条文の意味をまずは理解し、その後は次に誰が読んでも理解できるように矢印やスラッシュを用いて意味が分かるようにカスタマイズしていきましょう。

このような法令集の作り込みを行うことで、法令集が自分だけの最強の武器になっていきます。

過去問を解いて体で覚える

一級建築士学科試験問題は過去問から75%程度出ると言われています。
そのため、当然過去問に慣れることが合格への近道と言えます。
過去問を全て正解すれば、新問題を全て外しても93点程度獲得できるため、合格ラインに乗ることになります。

過去問を数多く解くこと」が大きなポイントです

最初はしんどいです。1問1問解くのにかなり時間がかかるため、1年分の過去問を解くだけでもかなりの時間がかかると思います。しかし、自分にあった法令集を作り込む上でも必要な工程であることには間違いありません。
法令集が出来上がってくると、検索スピードがあがるため、どんどん楽になっていきます。


時間内に解き終え、合格ラインの点数が出てくるようになればこっちのもんです。

合格できるかもしれないという自信とワクワクが更に勉強のモチベーションを上げてくれるので、相乗効果で合格に近づけます。

自分だけの法令集を作り、最強の武器にしましょう。

その他テクニック

1 容積率、建ぺい率、高さ制限などの計算問題は後回し
  どんな問題も同じ1問1点です。比較的時間のかからない問題を先に処理してしまいましょう。

2 問題文の一番上の部分をしっかり確認する(条件指定がある場合があるため)
  わたしもここを部分を読んでいないというだけの理由で何回も誤解等してきました。

3 ⚪︎か✖️かをひとつずつ解いていき、正解が分かった時点で次の問題へ。
  残りの選択肢を検討するのは時間が余ってから。全ての選択肢を検討して確実性を高めるよりも時間切れを恐れましょう。

4 過去問を何回も解いていると、同じような問題が何回も出てきます。毎年過去問から75%程度出ているからですね。そうすると法令集を引かなくても答えがある程度予想できる問題がでてきます。
その場合はあまり自信がなくても次の問題に進みましょう。あとで時間が余った時にしっかり確認する法が合格に近づけます。

どのくらい時間かかるの?

法規だけの時間で絞って考えると、法令集の線引きに2週間程度、過去問10年分1回り+法令集書き込みに1ヶ月半程度、過去問10年分2回り目+法令集書き込みに2週間

計2ヶ月半程度はかかっていたと思います。

もちろん毎日の学習ができれば法令集を引くスピードがどんどん早くなっていくのでかかる時間も短くなりますが、学習スパンが長くなってしまえばしまうほどエビングハウスの忘却曲線の影響でかかる時間も大きくなっていくとおもわれます。

できるだけ短いスパンで、できれば毎日(他の科目の学習時はしかたないですが)学習できると、より少ない時間で実力をつけることができます。

29/30点の実績

令和元年度一級建築士「法規」ではこの学習方法で29点を獲得できました。
誤解等したのはわずか1問です。

わたしは率直に頭のいい方ではありません。学歴も地方の私大で地元でない限り知られていない大学を卒業しています。

もちろん片手間でマスターできるほど楽なものではありませんが、実践する価値はあると思います。

まとめ

一級建築士学科試験に合格するには、配点の大きな「法規」及び「構造」で高得点を得ることが重要です。

「法規」で高得点を得るには、

1 法令集の書き込みを効果的に行うこと。

2 過去問を数多く解くこと。

3 問題の一番上の部分をしっかり確認しつつ、時間節約を第一に考えて解き進めていくこと。

この3つを意識して取り組めば必ずいい結果がついてきます。今年必ず合格しましょう!!

 

コメント

  1. 猫八 より:

    法令集は矢印や大きめの枠の書き込みして大丈夫ですか?

    • washoi washoi より:

      こんにちは。お問い合わせありがとうございます。
      お答え致します。
      矢印は問題ありません。実際にチェックを受けて通っています。
      大きめの枠の書き込みについてですが、書き込む内容によります。
      関連条文の条項やページ数の書き込みであれば問題ありません。※例えば法第42条第2項 p47というような具合です。
      一方、条文の内容を解説するような書き込みはNGです。リスクが大きいため避けた方が賢明だと思います。
      参加にして頂けますと幸いです^^

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