藤門牧場を後にして、牧場ソフトクリームを食べて問寒別駅、旭川へ。
べこちちFACTORY「牧場のソフトクリーム」。
藤門牧場を後にし、リスが横切るのを目の当たりにしながら木々の間を自転車で進んでいきます。
すると、突然道がひらけたかと思うと、牧場を見つけました。
奥に建物があり、看板には「べこちちFACTORY」の文字が。そして付近でゆらゆらしている旗に目をやると「牧場のソフトクリーム」の文字を発見。
これは頂くほかないでしょうと、入り口へ吸い込まれていきました。
店の中へ入ると、様々な手作りチーズやソーセージ、野菜などが売られているほか、大きめの牛のぬいぐるみが置いてあり、北海道気分を高めてくれます。
メニュー表には「搾りたてミルクソフトクリーム」、「ごまソフトクリーム」とありましたので、私は迷わず搾りたてのやつを注文。
少し待って、来た。
4周半回したそれは大きく真っ白でとても美味しそう。
一口いただくと、すぐ分かります。美味い!
チーズっぽさというか、普通のソフトクリームにはないミルクの濃厚さが感じられました。
北海道1位という口コミもあるようで、なんと幸運なことであろうかと思いながらソフトクリームを楽しんでいると、店員さんから重要な情報が。
なんと最近このあたりで熊がでているとのこと。自転車で走っているのなら注意してねと。
ここにきて北海道の怖さを感じましたが、ここで泊まっていくわけにもいきませんので、熊に注意しながら、自転車を漕いで行きます。
秘境無人駅「問寒別駅」
べこちちFACTORYを出発してから熊を警戒しつつ北海道ロードを走っていきます。
途中、雄大な「天塩川」を渡り、初めてみる防雪柵が延々と続く道を進んでいくと、問寒別駅のあたりに到着。
このあたりに駅があるはずとあたりを見渡してみると、錆びたコンテナのようなもの以外なにもありません。
道を間違えたかと引き返そうとしたのですが、その錆びたコンテナのようなものの左上になんと「JR問寒別駅」とあるのを発見しました。改札もありませんが、なんとこれが駅でした。
なんとも秘境感漂うその無人駅の姿に、なにかアートを感じて写真をとらずにはいられませんでした。
駅名標もおもしろく、隣駅名が「ぬかなん」←→「うたない」となにかかわいさを感じてこれも写真をとってしまいました。
そうやって「問寒別駅」の秘境駅感を堪能していると、電車がきました。
今日も電車で旭川へ向かいます。
宗谷本線の車窓から
秘境好きには堪らないであろう「問寒別駅」から、宗谷本線の電車に乗車し、ここからは車窓を楽しんでいきます。
入り組んだ樹林の中を抜けると、急に広大な牧場景観が広がります。
延々と広がる麦畑。牧草ロールがころがる草原。しろとくろの模様が綺麗なホルスタインが悠々と過ごすこの北海道の大地を、車窓からゆっくりと眺めていきます。
そんな最高な景色を眺めていると、この景色が一瞬で流れ去っていってしまうことにもったいなさを強く感じ、やはり次駅で降りて自転車でゆっくり進んでいくことにしました。
ここでの自転車のツーリングは北海道の自然を肌で感じられる非常に気持ちの良いものでした。目から入る広大で綺麗な景色と、鼻から入る草原の香りと焼畑の煙の香りを堪能しました。
そして旭川へと入っていきます。
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